コラム

「料理を作る」英語で表現する|cook・makeの違いや調理方法・味の表現まで

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「料理を作る」の英語表現・makeとcookの違いと調理方法や味の表現方法

「“料理を作る”の英訳を調べると、makeとcookの両方が出てきて迷う」

「おすすめレシピを英語で伝えたいが、どのように表現すればいいか分からない」

そのように感じている方も多いでしょう。

そこで、今回は茨城県守谷市の英会話教室「のびのび館が、makeとcookの使い分け方から、料理を作る際に使う単語と例文、英文の料理レシピを学習に活用するメリットまで、詳しく解説します。

「英語スキルをアップさせたい・親子で楽しく英語を学びたい・日本の文化を英語で伝えたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

コラムのポイント
●「料理を作る」と英語で伝えたい時は、ニュアンスによってmakeとcookを使い分ける必要があります。

●調理方法や味・食感を表現する単語を覚えると、楽しみながら英語を学習できます。

●「のびのび館」では、幅広い世代の方に学ぶ楽しみを知ってもらうべく、英会話をはじめとした多彩なコースをご用意しています。

 

「料理を作る」makeとcookの使い分け方

料理を作るmakeとcookの違い

 

「料理を作る」の英訳を調べると、“make”と“cook”が見つかりますよね。

結論から言うと、どちらも間違いではありません。

ただし、どちらを使うかによって相手に伝わるニュアンスが異なります。

 

make = 料理全般・料理全体を作る(ただし、料理以外の動作も指すため、文章全体で意味を汲み取る)

cook = 火を使う料理を作る(ただし、文脈によっては火を使わない料理の場合も使う)

 

ちなみに、ケーキやクッキーなどの焼き菓子作りの場合は、“bake”を使うのが一般的です。

ここで例文を紹介します。

 

・I make salad. 私はサラダを作ります。(× I cook salad. 意味は伝わるがネイティブの人は違和感を感じる)

・I made breakfast in this morning. 私は今朝、朝食を作りました。

・I like cooking. 私は料理するのが好きです。(× I like making. これでは何が好きなのか分からない)

・Do you like baking? あなたは焼き菓子(パン)を作るのが好きですか?

 

このように、細かいニュアンスの違いによって、適切な単語が異なります。

ただし、あまりこの違いを意識し過ぎると、会話の際に考え込んでしまい、うまく意見を言えなくなるかもしれません。

そのため、最初のうちは自然と使い分けられるように、日頃から少しずつ練習しておきましょう。

 

「料理を作る」と英語で表現したい時はmakeとcookをうまく使い分けましょう

 

“調理方法”の英単語|切る・炒める・焼く・煮る・揚げる

調理方法を英語で表現

makeとcookの違いが分かったら、ぜひ英文のレシピも読んでみてください。

最近は世界中で日本料理がブームになっていることから、日本食の英文レシピ本もたくさん出版されています。

違う視点でいつものレシピを見てみると、新しい発見があるかもしれません。

では、英文の料理レシピによく出てくる調理方法に関する単語を紹介します。

 

調理方法 英語
切る

現在形 cut

現在分詞形 cutting

過去形 cut

過去分詞形 cut

細かく切る

現在形 chop / chops

現在分詞形 chopping

過去形 chopped

過去分詞形 chopped

揚げる

(炒める)

現在形 fry / fries

現在分詞形 frying

過去形 fried

過去分詞形 fried

(炒めるの場合はstir-fry)

焼く

(軽く焼き付ける、ソテーする)

現在形 saute / sautes

現在分詞形 sauting

過去形 sauted

過去分詞形 sauted

焼く

(オーブンなどで焼き固める)

現在形 bake / bakes

現在分詞形 baking

過去形 baked

過去分詞形 baked

焼く

(直火で焼く)

現在形 grill / grills

現在分詞形 grilling

過去形 grilled

過去分詞形 grilled

焼く

(じっくり炙り焼きにする)

現在形 roast / roasts

現在分詞形 roasting

過去形 roasted

過去分詞形 roasted

煮る

現在形 simmer / simmers

現在分詞形 simmering

過去形 simmered

過去分詞形 simmered

(とろ火で)煮込む

現在形 stew / stews

現在分詞形 stewing

過去形 stewed

過去分詞形 stewed

 

※シチューの英訳として名詞でも使われる

蒸す

現在形 steam / steams

現在分詞形 steaming

過去形 steamed

過去分詞形 steamed

茹でる

現在形 boil / boils

現在分詞形 boiling

過去形 boiled

過去分詞形 boiled

 

※沸騰するという意味もあるためお湯はboiled waterとも言う

炊く

現在形 cook / cooks

現在分詞形 cooking

過去形 cooked

過去分詞形 cooked

※英語圏では炊くという調理方法がないためcookで表現される

混ぜる

現在形 mix / mixes

現在分詞形 mixing

過去形 mixed

過去分詞形 mixed

皮をむく

現在形 peel / peels

現在分詞形 peeling

過去形 peeled

過去分詞形 peeled

こねる

練る

現在形 knead

現在分詞形 kneading

過去形 kneaded

過去分詞形 kneaded

しぼる

現在形 squeeze / squeezes

現在分詞形 squeezing

過去形 squeezed

過去分詞形 squeezed

潰す

粉々にする

現在形 smash/ smashes

現在分詞形 smashing

過去形 smashed

過去分詞形 smashed

熟成させる

寝かせる

現在形 age / ages

現在分詞形 aging

過去形 aged

過去分詞形 aged

(オーブンを)予熱する

現在形 preheat / preheats

現在分詞形 preheating

過去形 preheated

過去分詞形 preheated

 

 

ポイント
調理方法の他動詞は、受動態で使われることが多いため、現在形と併せて過去分詞形もセットで覚えましょう。

例)
chopped onion(みじん切り“された”玉ねぎ)
grilled chicken(グリルチキン)
aged meat(熟成肉)
cooked rice(ご飯)

このように、受動態+名詞は英文のレシピにいくつも登場します。

 

日本語では「焼肉」「煮込みうどん」を、「焼かれた肉」「煮込まれたうどん」のように受動態で表現することはありませんが、英語では調理された食材を全て受動態で表します。

日本語と英語では表現が違うので、メニューを見る時は、ぜひその違いに着目してみましょう。

 

英語のレシピは受動態がわかると一気に理解が深まります。

 

 

“味・食感”を表現する英単語|甘い・辛い・しょっぱい・すっぱい

味や食感を英語で表現

 

料理を食べた感想を英語で表現したい時には、ぜひ味や食感を表す形容詞を使いこなしてみてください。

食事の感想を英語で言う時に、“delicious”や“good”など抽象的な言葉ばかりを使うと、少々味気ないですよね。

形容詞のレパートリーが増えると、より具体的に味の感想を伝えられます。

 

味・食感を表す形容詞 英語
甘い

原級 sweet

比較級 sweeter

最上級 sweetest

※甘いお菓子を指す名詞としても使われる

辛い

原級 spicy

比較級 spicier

最上級 spiciest

しょっぱい

原級 salty

比較級 saltier

最上級 saltiest

すっぱい

原級 sour

比較級 sourer

最上級 sourest

苦い

原級 bitter

比較級 bitterer

最上級 bitterest

柔らかい

原級 soft

比較級 softer

最上級 softest

硬い

原級 hard

比較級 harder

最上級 hardest

とろとろする

ねばねばする

原級 gooey

比較級 gooier

最上級 gooiest

なめらか

原級 smooth

比較級 smoother

最上級 smoothest

サクサクする

原級 crispy

比較級 crispier

最上級 crispiest

カリカリ・ザクザクする

原級 crunchy

比較級 crunchier

最上級 crunchiest

みずみずしい

原級 juicy

比較級 juicier

最上級 juiciest

しっとりする

原級 moist

比較級 moister

最上級 moistest

熱い

原級 hot

比較級 hotter

最上級 hottest

冷たい

原級 cold

比較級 colder

最上級 coldest

暖かい

原級 warm

比較級 warmer

最上級 warmest

新鮮

原級 fresh

比較級 fresher

最上級 freshest

 

料理の感想を伝える際にあまり比較級や最上級が使われることはありませんが、レシピのタイトルで ”The Crispiest chicken wings(最高にサクサクの手羽先揚げ)”など、最上級を用いた名称がついているものも見かけます。

ですから、余裕がある方は、原級・比較級・最上級をセットで覚えておくのもおすすめです。

味や食感を英語で表現したい時は、シンプルな単語を使いこなしましょう

 

 

英文レシピを試してみる際の注意点|分量・温度

英語のレシピを作る際の注意点

 

英文のレシピを試してみる際、分量と温度の表記に注意してください。

アメリカ圏では、g(グラム)やcc(シーシー)、l(リットル)などの単位はあまり使われません。

 

【主にアメリカで使われる料理に係る分量・重さの単位】

oz(ounce オンス):1oz ≒ 28g

lb(pound ポンド):1lb ≒ 450g

tbs(tablespoon テーブルスプーン)=大さじ

tsp(teaspoon ティースプーン)=小さじ

 

また、1カップの量も国によって異なり、日本では「1カップ=200ml(cc)」ですが、アメリカでは「1カップ=240ml(cc)」、カナダやオーストラリアでは「1カップ=250ml(cc)」、イギリスでは「1カップ=285ml(cc)」が一般的です。

温度も℃(摂氏)表記ではなく°F(華氏)表記のものも多いため、オープン料理などをする際は注意してください。

°F(華氏)から℃(摂氏)に変換する式は複雑で、いくつかの変換式がありますが、大体の温度を知りたい場合は「(°F – 32)÷ 2 = ℃」が計算しやすいのでおすすめです。

 

「英文の料理レシピを読む・聞く」は英語初心者のおすすめ学習方法


英語で料理レシピを読む・聞くのは英語初心者におすすめ

英語初心者の方がヒアリングやリーディング力を高めたい場合、料理のレシピを聞いたり読んだりすることがとても効果的です。

なぜなら、料理レシピは文章が短く、シンプルな単語が多いためです。

また、関連する英単語を覚えておけば、辞書を使わなくても意味が理解しやすい点もポイントと言えます。

YouTubeなどで動画を見る場合も、調理しながらの会話なので、会話に間があり聞き取りやすいため、無理なくリスニング学習できます。

そして、何より海外のレシピをみると、その国の食文化を知れる点も魅力ですよね。

楽しく英語を学びたい方は、ぜひ料理のレシピを見てみましょう。

海外のレシピを見るだけではなく、日本のレシピを英訳してみるのもおすすめです。

日本料理の美味しさは世界中で知られており、欧米では家庭でも作る人が増えているため、海外の人と楽しくコミュニケーションを取る手段として、ぜひチャレンジしてください。

 

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まとめ|料理を作る際に使う単語・例文はシンプルで学習に活用しやすい


「料理を作る」と言っても、ニュアンスによってmakeとcookを使い分ける必要がありますが、調理方法や味、食感を表す単語は限られます。

どれもシンプルなので、英語初心者の方はぜひ学習に取り入れてみましょう。

英文のレシピを読みながら料理するのも楽しいです。

私たちのびのび館」では、茨城県守谷市を中心に、茨城県全域・栃木県小山市周辺のエリアで、幅広い世代の方に“学ぶ楽しさ”をお伝えしてきた実績があります。

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