子どもの想像力を伸ばす “読書” を習慣化させる方法やコツは?読書のもたらすメリットについても
「本をもっと読みなさい!」とお子さんに強く言ってしまったことはありませんか?
本を読ませたくてもテレビやゲームに夢中になってしまい、読書してくれない…そんな悩みを抱えている親御さんは少なくないはずです。
子どもの読書を習慣化させるには、ポイントを押さえなくては実現できません。
そこで、今回は読書のもたらすメリットから子どもが楽しく読書をしてくれるようになるポイントなどについて詳しく解説します。
ぜひみなさん参考にしてください。
●本を読まない子どもに読書をさせるためには、段階を追って親子で本を楽しむことが大切です。
●目だけではなく、耳からも本を楽しむ「速読聴」もおすすめです。
●「のびのび館」では、今まで培ったメソッドでお子さんの想像力を伸ばすサポートします。
Contents
“読書”がもたらすメリットは?
「読書=子どもに好影響」というイメージは皆さん持っているかもしれませんが、では具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットは下の6つです。
知識や視点、考え方が増える
読書は、本を通して作者や他人の意見や考えに触れる機会でもあります。そのため、新たな知識が得られるだけではなく、自分とは異なる考えや視点、気持ちを理解できる子どもに育ちます。また、それに伴って、臨機応変に対応できるスキルも身に付き、社会人になっても大きなアドバンテージとなるはずです。
想像力が豊かに
読書は、文字から情景を想像するトレーニングにも役立ちます。また、「この後どうなるか」を連想できるようにもなるため、危機回避能力向上にもつながるでしょう。
読解力が身に付く
前後の文の意味まで汲み取り、作者が何を伝えたいかを正確に理解する読解力が身に付きます。これは国語だけに限らず、算数の文章問題や理科・社会においても有効で、様々な教科の理解度が深まります。
語彙力・文章力が高まる
良い文章にたくさん触れる言い回しのストックが増えて、多彩で魅力的、明快な文章が書けるようになります。また、自然と語彙力が増えて、単語や代名詞、接続詞、助詞の使い分けも上達します。
自分の意見がうまく表現できる
文章力や語彙力が高まると、相手に分かりやすく意見を伝えられるようになります。また、発表に自信が持てるようになるため、積極性も身に付くでしょう。これからの時代はプレゼンスキルがさらに求められるため、大人になっても多いに役立つはずです。
集中力が高まる
読書は字以外の情報が少ないため、読み進めていくうちに自然と集中力が高まります。ただし、子どもの興味関心を惹きつける本でなくては効果が得られないため、本選びも重要なポイントです。
「本を読みなさい」というだけでは習慣化しない?
親や先生がいくら「本をもっと読みましょう」と促しても、それだけでは子どもは本と向き合ってはくれません。
その理由は主に4つあります。
- 本をスムーズに読む方法が分からない
- 集中力が続かず疲れる
- 習い事や遊びなどで時間を取られて、読書時間が確保できない
- どれが面白い本なのかが分からない …
つまり、これらの問題をクリアにしない限り、子どもは読書を日常的にしないということです。
この現状を深刻な問題と捉え、平成17年からは文部科学省主導のもと「読解力向上プロジェクト」を発足し、小中学校の国語教育において「論理的に解釈する力や表現力」の指導を重視し、学校での”朝読書”を推奨しています。
〈関連ページ〉
文部科学省|読解力の向上に向けた対応策について
“読書”のコツや楽しさを教える方法は?
では、子どもに読書を習慣化させるにはどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか?
本を生活スペースに置き、身近に感じさせる
まずは、本が自然と視界に入るように、リビングなどの生活空間においてみましょう。
親が読書している姿を積極的に子どもへ見せることも効果的です。
子どもは本を身近に感じて親近感を持たせることが重要で、自発的に本を手に取ってくれるようになるのが理想的でしょう。
毎日読み聞かせをする
読み聞かせは、まだ字を読めない小さい子ども向けと思う人も多いですが、小学生以上でも本に興味を持たせるためには効果的とされています。
テレビに慣れている子どもにとって、情報を得る際には目だけではなく耳を頻繁に使っているからです。
本が苦手な子どもの特徴として、文字情報だけでは飽きてしまう点が挙げられます。
まずは「本は楽しい」ということを実感させるためにも、感情を込めて読み聞かせしてあげてみてください。
決まった曜日・時間に読書をさせてみる
最初はイヤイヤでも、まずは決まった日・決まった時間に、短時間でもいいので読書させてみてください。
これが習慣化させる第一歩です。
毎回続けていくうちに、段々と本の読み方が分かってきて、続きが読みたくなってきます。
ここでのポイントなのが、子どもが興味の持てる本にすること。
その時子どもがどんなことに興味関心を向けているかをしっかりと見て、それに合わせたテーマの本を選びましょう。
慣れないうちは漫画やタブレットでも構いません。
読んだ本の感想を聞いてあげる
ある程度本が読めるようになったら、読んだ後に子どもがどう感じたのかを熱心に聞いてあげましょう。
時には「え!お母さん知らなかった!」「教えてくれてありがとう」と、子どもの自尊心を高める声かけをしてください。
すると、子どもはどんどん新しい知識を得ようと、積極的に本を読むようになります。
小学校中学年以上の子供には、短くても良いので読書感想文を書かせてみましょう。
自分の意見をまとめるアウトプットのトレーニングになりますし、どんな言葉を使えばいいか考えることで更なる語彙力・文章力の向上に繋がります。
後からどんな本を読んだか見返せるように、「読書ノート」にまとめて書くのもおすすめです。
目と耳を使う“速読”もおすすめ
「読書の楽しさをどうしても実感できない」「読書に集中できない」そんなお子さんの場合は、音読テープを聞きながら本を読む“速読”もおすすめです。
集中力が自然と高まるだけではなく、脳科学的にも様々な能力を伸ばすのに効果的とされています。
- 判断力向上
- 記憶力向上
- 理解力向上
- ワーキングメモリーのスピード向上
- 空間認識能力や動体視力の向上 …
「速読=流し読み」と誤解する人もいますが、文字を読んで理解・記憶し、さらに感情移住する「汎化作用」が発達するため、大事な部分を反射的にピックアップする斜め読みなどとは異なり、文章の本質までを理解した上で知識習得スピードを加速させられます。
〈関連コラム〉
下記コラムでは、速読について詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
のびのび館|コラム|子供の「読書する力」や「集中力」を伸ばす“速読”とは?効果的な方法からメリットまで詳しく解説
のびのび館の“速読聴”コースでは感受性豊かな子供を育てます
速読できるようになるためには、目のトレーニングだけではなく耳を使った方法が有効的です。
私たち「のびのび館」では、“速読聴”と称して、下記のような方法を用いて子どもたちの速読能力を鍛えています。
「右脳開発ゲーム」で脳をクリアにし、集中力を高める。
プロのナレーターによる音読テープを聞きながら一緒に読書をし、本の世界観に没頭して感情移入する時間を作る。
読書後に、感想文を短時間で書いて、内容を整理しアウトプットする。
これら一連のトレーニングを繰り返していく中で、音声の再生速度(0.5〜10倍速)を徐々に速めていき、速読能力を育てます。
速読聴は、脳が活性化して読解力・集中力・理解力などが高まるだけではなく、子ども自身で読書の面白さを体感できるという点もメリットです。
また、小さい頃から取り組めば、国語・社会・理科、さらには算数の文章問題への理解力が深まり、学習意欲を高めます。
コースの内容を詳しく知りたい方は、下記ボタンをクリックしてください。
まとめ|読書習慣がお子さんの将来を明るくします
読書は本来、無理矢理やらさせるものではなく楽しく自発的に取り組むものです。
しかし、小さい子どもの場合はその方法が分からず、集中力が続かないで本を読むのを嫌ってしまうケースもあります。
ですから、親御さんは子どもが本を楽しく読める環境を整えてあげましょう。
そこでおすすめなのが、のびのび館の“速読聴”です。
お子さんが楽しみながら自然と速読力を身につけられるようにサポートします。
「読む力」だけではなく想像力も伸ばしてあげたいとお考えの方は、ぜひ一度当校へお問い合わせください。
守谷市のびのび館では「0歳から100歳まで学びたい」思いを実現できます
わたしたち「のびのび館」では、あなたの“学びたい”という気持ちを実現させるため、心地のいい環境づくりを心がけています。
何かを学び始めるのに早すぎることも遅すぎることもありません。
「何かを得て人生をもっと充実させたい」「幅広い知識を得て人間力を高めたい」…
そのようにお考えの方をサポートすることこそ、私たちの務めだと思っています。
「速読聴」コースでは、小学生の間にぜひ読んでもらいたい本を厳選した本を音声テープにした「わくわく文庫」を取り入れて、本を読む楽しさを子ども達に伝えています。
速読聴コース以外にも魅力的なプログラムをご用意しています
のびのび館では、下記コースを準備して、皆さまのお越しをお待ちしております。