小学生・中学生・ 高校生は英語で何て言う?アメリカとイギリスの違いも

小学生や中学生、高校生を英訳する単語は、一見簡単そうですがすぐに思い浮かばない方は少なくないでしょう。
また、日本と教育制度の違う海外では、小学1年生、中学1年生、高校1年生と呼ばないところも多いため、海外の人と話すと混乱しがちです。
そこで、今回は茨城県守谷市の英会話教室「のびのび館」が、小学生・中学生・高校生を英語で言う場合のポイントを紹介します。
いくつもある単語の違い、アメリカとイギリスの違いについてもお話ししますので、「英語スキルをアップさせたい・親子で楽しく英語を学びたい・海外の文化に触れたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
●他の国と日本では学校制度が異なるので、年齢と学年が違います。
●「のびのび館」では、幅広い世代の方に学ぶ楽しみを知ってもらうべく、英会話をはじめとした多彩なコースをご用意しています。
Contents
「小学生」は英語で何て言う?Elementary school・Primary schoolの違い
「小学生」を英語で言うと、”elementary school student”となります。
“elementary”は、「初級の」や「初等の」という意味です。
ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、小学校を”elementary school”と呼ぶのは主にアメリカだけだという点です。
【小学校の英訳】
elementary school :アメリカ(地域や年代によってはgrade schoolと呼ぶ場合も)
primary school:イギリス・ニュージーランド・オーストラリア・カナダなど(ower schoolと呼ぶ場合も)
つまり、イギリスでは小学生を”Primary school student”と呼ぶとおいうことです。
イギリスの主に高齢な方は、student(s)の代わりに「学習者」を意味する”Pupil(s)”を使うこともありますが、堅苦しく古めかしい印象なので、今ではほとんど使われません。
「中学生」は英語で何て言う?junior high School・middle school・secondary Schoolの違い
小学生はアメリカ英語とイギリス英語で異なる単語を使いますが、中学生もやはり呼び名が違います。
一般的にはアメリカ英語である”middle school”を使い、”middle school student”と呼ばれることが多いです。
ここでポイントとなるのが、アメリカでも中学校を意味する単語が他にもあり、イギリスなどではさらに他の呼び名が一般的であるという点です。
【中学校の英訳】
middle school :アメリカ(一般的ではないがjunior high schoolやjunior highと呼ぶ場合も)
secondary school:イギリス・カナダなど(一般的ではないがjunior high schoolやmiddle schoolと呼ぶ場合も)
「中学生」も、「小学生」と同様に、それぞれの単語へStudentを付けて英訳します。
ただし、アメリカではスラング的に“middle schooler”という場合もあるので、セットで覚えておきましょう。
「高校生」は英語で何て言う?high School・senior high school の違い
「高校生」を英語で言う場合、最も一般的なのが“high school student”です。
小学生・中学生を英訳する場合と異なり、こちらはアメリカ英語でもイギリス英語でも自然に使われています。
ただし、アメリカ・イギリスどちらも他の呼び名があるため、チェックしておきましょう。
【高校の英訳】
high school :アメリカ・イギリスなど英語圏全て
senior high school:アメリカ
sixth form :イギリス(大学進学希望者用の高等教育を受ける場所でhigh school卒業後大学入学前に入る)
生徒を表す場合は、それぞれの単語へStudentを付けて英訳します。
アメリカでは“high schooler”、イギリスでは“sixth former”という呼び名もあるので注意してください。
意外と知らない!「保育園児」「幼稚園児」「大学生」の英訳

「小学生・中学生・高校生」と合わせて、「保育園児・幼稚園児・大学生」を英語で言う場合についても紹介します。
【保育園児の英訳】
preschool student / preschooler / nursery school student:アメリカ
preschool student / preschooler:イギリス・カナダなど
【幼稚園児の英訳】
preschool student / preschooler / kindergarten student:アメリカ・イギリス
※アメリカでは3〜4歳が任意で通うのがpreschoolで、5歳が義務教育として通うのがkindergarten
※アメリカやイギリスでは日本ほど保育園が普及していないため、幼稚園・保育園を区別しないことが多い
【大学生の英訳】
college student:アメリカでは小規模で学科が少ない大学の学生を指し、イギリスでは大学に入る前に通う継続教育機関や専門学校の学生を指す
university student:アメリカでは大規模で大学院が付いている大学の学生を指し、イギリスでは大学生全般を指す
このように、アメリカとイギリスでは同じ単語でもニュアンスが違っているものもあります。
そのため、興味のある方は、英単語だけではなくそれぞれの国の教育システムを調べてみるのもおすすめです。
何歳が何年生?国や地域によって学年が違うって本当?

日本では学校は4月入学3月卒業が当たり前ですが、アメリカやイギリスでは9月入学8月卒業、オーストラリアでは1月入学12月卒業です。
そのため、日本における年齢=学年の関係と異なる可能性があります。
では、ここで日本・アメリカ・イギリスの年齢と学年を比較してみましょう。
進級時の年齢 | 日本 | アメリカ | イギリス |
---|---|---|---|
3歳 | 幼稚園児・年少 | Pre school student | Nursery student |
4歳 | 幼稚園児・年中 | Pre school student (Pre-Kと呼ばれる) |
Nursery student (Receptionと呼ばれる) |
5歳 | 幼稚園児・年長 | Kindergarten student (義務教育) |
primary school student Year 1 (義務教育) |
6歳 | 小学1年生 (義務教育) |
elementary school student grade 1 (義務教育) |
primary school student Year 2 (義務教育) |
7歳 | 小学2年生 (義務教育) |
elementary school student grade 2 (義務教育) |
primary school student Year 3 (義務教育) |
8歳 | 小学3年生 (義務教育) |
elementary school student grade 3 (義務教育) |
primary school student Year 4 (義務教育) |
9歳 | 小学4年生 (義務教育) |
elementary school student grade 4 (義務教育) |
primary school student Year 5 (義務教育) |
10歳 | 小学5年生 (義務教育) |
elementary school student grade 5 (義務教育) |
primary school student Year 6 (義務教育) |
11歳 | 小学6年生 (義務教育) |
middle school student grade 6 (義務教育) |
secondary school student Year 7 (義務教育) |
12歳 | 中学1年生 (義務教育) |
middle school student grade 7 (義務教育) |
secondary school student Year 8 (義務教育) |
13歳 | 中学2年生 (義務教育) |
middle school student grade 8 (義務教育) |
secondary school student Year 9 (義務教育) |
14歳 | 中学3年生 (義務教育) |
high school student grade 9 (義務教育) |
secondary school student Year 10 (義務教育) |
15歳 | 高校1年生 | high school student grade 10 (義務教育) |
secondary school student Year 11 (義務教育) |
16歳 | 高校1年生 | high school student grade 11 (義務教育) |
high school student Year 12 |
17歳 | 高校1年生 | high school student grade 12 (義務教育) |
high school student Year 13 |
このように、小学校・中学校・高校の区分や義務教育の範囲は国によって異なります。
また、同じ学年を自主的に2回繰り返せたり、優秀な子は飛び級できる制度を設けているところもあるため、年齢を聞いただけでは学年が分からないかもしれません。
アメリカでは、K- 8(kindergartenからgrade 8)と呼ばれる公立の小中一貫校も一般的です。
まとめ|小学生・中学生・高校生はアメリカ英語とイギリス英語で表現が違う
小学生・中学生・高校生を英語で表す場合、まずは多くの国で使われているアメリカ英語から覚えるのがおすすめです。
ただし、イギリスやカナダでは全く違う単語を使うため、話す相手や訪れる国に合わせて使い分けましょう。
また、国によって教育制度が異なるため、日本の学年と年齢は当てはまらないことがほとんどです。
海外の人と学校に関する話題を楽しみたい方は、他の国の学校制度も知っておくと、さらにリアルな話ができます。
私たち「のびのび館」では、茨城県守谷市を中心に、茨城県全域・栃木県小山市周辺のエリアで、幅広い世代の方に“学ぶ楽しさ”をお伝えしてきた実績があります。
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