子どもの英語教育は「いつから始めればいい?」とお悩みの方必見! 年齢別のメリットや注意点を解説
今や日本でも小さい頃から英語を習わせることがスタンダードになりつつあり、幼稚園や保育園に入ると「そろそろ英語の勉強を始めなきゃ」と焦ってしまう親御さんは少なくないでしょう。
しかし、実際にいつから始めればいいのか知っている方は多くありません。
そこで、今回は英語をいつから始めたらいいかについてお話しします。
年齢別のメリットや注意点も紹介しますので、お子さんの適性や目指すゴールに合わせて、お子さんの英語教育をいつから始めるか検討してみましょう。
●英語教育は「早ければ早いほど効果が高い」とは言い切れません。
●英語教育を始めるタイミングよりも、年齢に合った教育方法を検討することも重要です。
●「のびのび館」では、約40年実績の中で培ったメソッドでお子さんの長い人生における英語学習のスタートをサポートします。
Contents
「とにかく英語を始めさせなきゃ」はダメ?
英語は数ある習い事の中でも人気の高いジャンルであるため、周りに流されて「とにかく急いで始めなきゃ!」と焦ってしまう親御さんは多いでしょう。
特に、都心部ではプリスクールやネイティブ講師の英会話教室に通わせる家庭が少なくないため、「うちの子が取り残されてしまうのでは」「遅れをとってしまうのでは」と心配になりがちです。
しかし、子供の年齢や適性を見て英語教育を始めなくては、思ったような成果が得られません。
親として、スタートのタイミングを図ったあげ、英語を勉強としてではなく「楽しいアクティビティ」として感じられる早いうちから始めさせてあげることこそが、長続きのポイントになります。
英語の本質は、あくまでも“コミュニケーションツール”です。
単語力や文法力ももちろん必要ですが、それを使いこなせる対応力やコミュニケーション能力、臆さないメンタルを英語を通して磨くことが重要となります。
ですから、どんなお子さんでも早めに英語に触れて楽しさを知ることは大切ですが、英語を勉強としてみっちり習うことが正解とも言い切れないのです。
子どもの英語教育を始める時期は?年齢別のメリットはある?
では、どの年齢から始めるとどのようなメリットを得られるのでしょうか?
多少の個人差はありますが、ぜひ英語教育スタート時期の参考にしてください。
乳幼児(0~3歳)
「発音重視」「ネイティブ並みの発音を習得させたい」「とにかく楽しめる習い事を見つけたい」そんな方は、赤ちゃんの頃から英語教育を始めましょう。
人間は生後6ヶ月〜8ヶ月頃に聴力が安定して、音を聞き分けられるようになると言われています。
そのため、その頃から英語をたくさん聞かせることで“英語耳”となり、日本人が苦手な「LとR」「BとV」の音の違いなども、正角に聞き分けられるようになります。
また、自我が芽生える前から始めることで習慣化(ルーティーン化)しやすい点もメリットです。
まずは、歌や動画の聞き流しから始めてみるのがおすすめ!
ただし、小さい子供に日本語も英語も一気に詰め込みすぎると、発語が遅れるという研究結果も出ています。
その理由は主に3つです。
- 全く文法は発音が異なる複数言語を教えると、一方の言語要素がもう一方を邪魔してしまい混乱するため。
- 優位言語がどれだか理解できず、発語までの成長に時間がかかるため。
- 通常の言語発達におけるバランスやリズムが乱れてしまうため。
(参考論文:「バイリンガル環境と言語発達評価─自閉症スペクトラム障害と診断された帰国子女の症
そのため、まだ小さいうちはあまり詰め込みすぎず、あくまでも第一言語である日本語の成果を妨げないようにしなくてはいけません。
具体的に単語を覚え始めるのは、3歳ごろからでも十分です。
なぜなら、幼児の言語形成機は3歳前後で始まると言われているからです。
未就学児(3~5歳)
平均的に3歳前後から言語獲得能力が目覚ましく発達し始めます。
大人の会話やテレビなどから言語をピックアップして、本能的に語彙力を増やしていくのです。
ですから、英語を本能的に学ばせたい場合には、幼稚園へ従学した頃に英語を始めるのも良いでしょう。
ただし、ネイティブ並みに話せるようにさせるためには、「週一回の習い事の時間だけ」では難しく、レッスンを受けた上で家でもしっかり英語に触れたくなる工夫が必要です。
小学生低学年(6~9歳)
多くの公立小学校では、3年生から「外国語教育」が始まり、必然的に英語に触れる機会が増えます。
「聞く」「話す(やりとり)」「話す(発表)」を重視したコミュニケーション力を伸ばす内容が中心です。
この時点で遅れを取らないようにと、小学校入学と同時に英語塾や英会話教室へ通わせる家庭も多いですが、残念ながら大きな生活の変化に対応できず、通い始めたものの長続きしない子も少なくありません。
ですから、入学と同時ではなく、ある程度生活ルーティーンが定まってから英語の習い事を始めるのもおすすめです。
小学生高学年(10~12歳)
公立小学校でも、5年生から正式な「英語」が必修科目となり、テストが実施されて点数もつけられます。
動名詞だけではなく、疑問詞・代名詞・助動詞・動詞の過去形など多岐にわたる英文法を学び、中学以降の英語学習の基礎を作ります。
また、中学受験に伴い英検受験を検討する人も増え、一気に英語教育への関心が高まる時期です。
「高学年から英会話教室に通っても、ネイティブの発音にならないのでは?」「海外で使える英語を習得するのは難しいのでは?」と心配する親御さんもいますが、全くそんなことはありません。
ドイツの言語学者兼神経学者のエリック・レネパークは、生物学観点から人間の言語習得における臨界期は12〜13歳ごろと提起しており(「臨界期仮説」)、それまでは第二言語であっても本能的に習得できると言っています。
学問として英語を学ぶ場合も、言語として英語を学ぶ場合も、勉強の仕方が理解できているこの時期から始めることで、効率的に学習を始められるでしょう。
ただし、発音や聞き取りは小さい子供よりも習得するのが大変なので、英語を耳にする時間を増やすなどの工夫が必要です。
中学生
中学生になると、一気に文法力や単語力を伸ばすための学習が増えるため、どうしても英会話に割ける学習時間が減ってきてしまうでしょう。
しかし、文部科学省が2019年に再改訂した新学習要領では、「聞くこと」「話すこと(やりとり・発表)」「書くこと」の全てを目標として掲げており、今後はより一層英会話学習が重要視されます。
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ,外国語による聞くこと,読むこと,話すこと,書くことの言語活動を通して,簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
中学生になると、集中して勉強する癖が身についているため、決められた時間で決められた内容を学ぶ英語塾や英会話教室の効果が出やすく、短期間で習得させたい場合にはおすすめです。
「言語習得の臨界期を超えたら、“使える”英語は身につかないの?」
そんなことはありません!
最近では先ほど紹介したエリック・レネバーグの臨界期仮設に意義を唱える学者も多く、外国語を日常的に使える環境で高いモチベーションを持って積極的に学習すれば、思春期以降の子どもでも十分新しい言語を習得できるという論文も発表されています。
脳の一側化が終了する思春期以降に、第二言語あるいは外国語の学習を始めても、母語話者並みの音韻体系を習得することは可能なのであろうか。すなわち、これは臨界期の存在そのものに疑問を投げかけることになる。Birdsong(2002)によれば、厳密に臨界期と呼べる期間はないとし、21 歳を過ぎてから、その言語が日常使用されている国で immersion の環境下の元、動機と継続的な音声訓練(sustained phonetic training)があれば、10% 以上が文法や発音においてネイティブ並みに達すると述べている。
つまり、学習スタート時の年齢にとらわれず、子どもが英語を学びやすい環境を整えてあげることが最も重要ということです。
“のびのび英会話”では年齢に合わせた学習プログラムを用意しています
わたしたち「のびのび館」では、3歳〜中学生を対象とした「のびのび英会話」を開講しています。
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これらの通常授業に加えて、4歳から小学生まで全員参加する「スピーチコンテスト」では、日本人が苦手とするプレゼンテーション能力を育て、年に二度開催する「国際交流キャンプ」では、生徒や日本人講師だけではなく外国人講師とともに、英語を使った集団生活を送ります。
さらに、中学生を対象として、英語の運用力を審査する「インタラクティブフォーラムコンテスト」も開催し、生徒の成長度合いに合わせたサポートプログラムを実施しています。
学校の学習や座学中心の英語塾では学ぶことが難しい“使える英語”。
それを身につけさせることこそ、私たち「のびのび館」の目標です。
まとめ|いつから?と悩む前に始めてみましょう
英語教育は、早ければ早いほど効果がでるとは限りませんが、小さい子のうちに始めることで素直に音を聞き、本能的に真似することができます。
お子さんの成長度合いに合わせて、始めるタイミングを決めましょう。
まずは、教室の環境に慣れて社会性を身につけ、英語も人間力もどちらも大切にしながら学習に取り組ませることが大切です。
知っておいていただきたいのは、「どの年齢から始めても学習方法次第で英語力は伸ばせる」ということ。
いつから始めればいいか悩む前に、まずは一度英語教育を始めてみましょう。
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